【皇居大手門渡櫓改修】(東京)

設計監理:伊藤平左エ門建築事務所 
施工:松井建設株式会社 
工法:小舞下地 土佐漆喰塗

 大手門は1607年に築かれた江戸城の玄関口であり、昭和20年の戦災で一度焼失しています。現存する大手門のうち、渡櫓門は皇居東御苑の開園に伴い、昭和40年に復元されたものです。今回の左官工事は昭和40年の復元から50年経過を機に行われた改修工事の一環であり、外壁大壁の塗り直しを行いました。修復にあたっては昭和40年の復元記録に基づき、材料を忠実に再現し、関東では馴染みのない土佐漆喰を使用しており、防水性・耐久性に大変優れると言われています。現在は宮内庁が管理する皇居東御苑として、一般にも公開されています。

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